特定非営利活動法人 あまのはら




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「特定非営利活動法人 あまのはら」とは?

 

 2006年3月、大田区内にある「雪谷工房」と「シーエスアデイ」という 2ヶ所の精神障害者小規模作業所が、運営を一つにし、新たに「特定非営利活動(NPO)法人 あまのはら」を立ち上げました。 

 「あまのはら」とは、古語で、“ひろく大きな空”という意味です。

あまのはらに関わる人たちが、ひろく大きな気持でいれたらということと、生きていく上でのスペースをひろく大きくしていきたい、また、雲のように良くも悪くも人生変化していくというようなイメージで名前がつきました。




新理事長就任挨拶


 2006年3月にNPO法人あまのはらを設立して15年が経ったのを機に、理事長に就任しました。当時強行成立した障害者自立支援法に、存在もあり方も価値をも否定されてしまった無認可小規模作業所を、自立支援法下でも隙間に残し続けるために、シーエスアデイと雪谷工房は一緒に生き延びる道を探し出しました。

 そもそもこの法人の設立された意味がそういうものだったので、持続して行けるかが最初から危うい団体だったのです。そんな危ない団体の設立時における理事長を引き受けてくださり、以来15年に渡って重責を担い続けてくれた笠原敬子先生(ずっと俳句の先生でもあるのでこう呼ぶのが私にとって自然)に、まずこの場で絶大な感謝の気持ちを表します。本当にありがとうございました。

 先に述べたように生存の危機に瀕しながらの船出でしたので、実質発起人でありスポークスマンの私の言説は勢い喧嘩を売るようなトーンになりがちで、自分たちを潰そうとする動きや流れには、全身全霊でもってそれに抵抗しました。

 そういうことは、大衆運動史上でこれまで数多あったことでしょうが、我々あまのはらの特徴は、その運動理論にいかなる団体、政治思想も介在せず、○○を支え合う会のような良く分からない集まりやネットワークを一切持たず作らず、あくまで自分たちと賛同して下さる方の助言助力のみでやって来たことにあると思います。効率優先と成果主義、競争原理という自立支援法(現総合支援法)の肝を真っ向から否定しつつ、それに依らない自分たちのような場所が地域にあるべきだと、大田区行政とサシで何度も命のやりとり(大げさと思われるかもしれませんが、当事者にとってはまさにそういうことでした)をしたことは、自分の中で色あせることのない貴重な経験となりました。

 我々の活動と主張は、多くの意見を取りまとめて最大公約数的な政策を提言したり、駆け引きしつつ少しでも政治力を我が方に呼び寄せようというものではありません。福祉というおよそ人間社会になくてはならない営みに、効率優先と成果主義、競争原理に則らない隙間を遺し続けるということのみです。それは果たしてぜいたくなこと?独善?わがまま?大田区のお荷物?もし、そんな評価や価値観が常識化するような地域社会は本来的な意味で福祉の死んだ地域社会ではないでしょうか。

 何の確証もなかった15年前の立ち上げ時から、とにかく必死でやっては来ました。しかし、それで魂がすり減った感はありません。小さな場所を小さいままにただそこに留まっているようで、実にたくさんの人間的なやりとりが繰り広げられ、新しい日々と経験が積み重ねられ続けています。「自助努力で規模拡大するように」15年前にそう言い放った大田区障害福祉課の担当者はもういません。我々はまだここに居る。それがとりあえずの(15周年の)答えです。

 


特定非営利活動法人あまのはら 理事長 五十嵐正史



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